※何の意味もなく書きたくなったので。
CPじゃなく、あくまで友情の小ネタです。
「俺、巣山の事好きだな」
授業と授業の間の休み時間、持ってきた雑誌を見ていた巣山を、椅子の背に顎を乗せ見上げていた栄口が唐突に口にした。
巣山は雑誌から顔をあげ、栄口を見る。
「どうしたんだよ、急に」
「いや、何か好きだなーって思って」
「そりゃどうも」
言って、巣山は再び雑誌に目を向けた。
栄口は無言でそれを数秒見つめた後、口を開く。
「巣山ってさ」
うん?と雑誌に目を向けたまま相槌をうつ。
「何か落ち着くんだよね」
「そうか?」
「そうだよ。何ていうのかなぁ、変に気を使わなくっていいって言うか…うん、楽なんだよ。こうやってさ、二人の時もさ、無理に会話を探さなくてもいいし…だって、無言でも気にならないだろ?」
「そうだな」
「それって凄く楽だよね。自然でいられるっていうの?気を張らなくていいから。それだけじゃないよ。言葉に出来ないけど、巣山といると落ち着くんだ」
栄口は椅子の背に顎を乗せたまま視線を下に向けた。
そんな栄口を巣山はチラリと見る。
そして、手を伸ばし、その頭をクシャリと撫でた。
「栄口は色んなとこで気張ってるからな」
撫でられたままの状態で栄口は巣山を見上げた。
「そこが栄口の良いとこなんだけどな」
ニッと巣山が笑う。
「栄口が俺が落ち着ける場所って言うなら、近くにいてやるよ」
そういって、グシャグシャっと数回頭を強く撫で、手を離した。
うわっと栄口が声を漏らす。
まるで子ども扱いされたように撫でまわされた頭を押さえ、栄口は巣山を恨めしそうな目で見た。
巣山は雑誌に夢中になっていた。
そんな巣山を見て、栄口は柔らかく微笑んだ。
「俺、本当、巣山と同じクラスでよかったよ」
※巣山と栄口の1組コンビは超好きです!友人としてもCPとしてもいける!
この二人は絶対仲いいですよね。7組とか9組とかと違って、平和的な仲のよさ(笑)
休み時間も昼休みもいつでも一緒にいたらいい。
あっ、この小ネタで言っている栄口の「好き」発言はもちろん友人としてです。
巣山もちゃんと分かってますよ。この小ネタは友情なので。
ていうか、巣山をどう会話させていいか分かりませんでした…。
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