読み終わったー！

やっとこさ『№６』を＃６まで全部読み終わりましたー。
＃１から一気に読んだら疲れました…。

しかーし！メッチャ面白かった！！
も…なんか凄い気になるところで終わってるんですけど…！
続きは！？続きはいつでるんですかー！？って感じです。

ていうか、あさのさんは焦らすのが上手でいらっしゃる…。
＃６まで読んで、色々見えてきてはきたけど、肝心なところはまだ何一つ分かっちゃいないっすよ。
もうさすがだと思いました。

そして、後半になるにしたがって、色々な描写がリアルで、本気で恐くなりました（苦笑）
いや…うん、でも…『№６』の世界って現実にも起こりえるっていうか…あそこまで極端ではないけど、私達が知らないだけで起こってるんですよね…きっと。
そう考えると、あの物語が他人事ではないような気がして、恐かったです。

本当、これはどうやって最後を向かえるんやろう…私のちんけな頭脳では全く想像できません。
これからも楽しみです♪

次は『弥勒の月』に手ぇ出したいんですが、卒論発表が近いため、バテリを読み直そうと思ってます。
がーんばろ。
そうだ、バテリで思い出した。最近何故か萩が好きです。とくに何かあったわけではないんですが、萩が好きなんです…！
だって、可愛いですよ、あの子…！
横手のバッテリーがもう何か好きです。なので、バテリ読み直す時、番外編をじっくり読みたいと思います。


とりあえず、拍手の方が1個だけ変更できる予感です。
こちらも頑張ります！

森絵都 『カラフル』

最近文庫化され、昔から気になってはいたから、良い機会だとばかりに１週間ほど前に購入。
やっと時間がとれて、今日読みました。

一言で言うなら、良い！
凄く良かったです。凄く好きです。森絵都さんの本なら、『DIVE!!』より好きです。
『DIVE!!』も凄く好きだけど、ノリっていうかなんていうか…それよりももっと好きだなと思いました。

途中から展開も読めてきて、あぁ…たぶん…うん。って感じで結末は読めたけど、凄いドキドキして読んだ。
物語の随所に見られる、所謂意外な展開ってやつも、ありきたりと言っちゃぁありきたりで、けど、感動して涙もしました。
設定は面白いけど、内容はありきたり。
けど、目が離せないって本だと思いました。

というより、ありきたりだからこそ目が離せない。
ありきたりだからこそ、その中にあるメッセージが強く心に響く。
それは何故か。
ありきたり…すなわち、ただ、物語ってだけでは終わらない。
自分も感じていたことを、自分がもしかしたら経験するかもしれなかったことが、その中にあって、凄く心に届く。

本当に良い作品だと思いました。

そして、同時に、何故昔読まなかったのかと激しく後悔。
この本が発売された当初…たぶん、自分中学生くらいやったと思う。
読書が嫌いにも関わらず、無性に惹かれた一冊。結局手に取らんかったけど、あの時手にとっていれば…と。

絶対！これを当時読んでたら、私は変わってたと思うのです！！
今は今なりにいいけれど、もっと違う考え方が出来てたと思うんですよ。
それは良いことかも、悪いことかもしれないけど、でも、今とは絶対違ったと断言できる。

しかも、知らなかったんですが、これ映画化されてたんですね！
マジかー！観たいし！今度借りてこよう。
つーか、明日無いか探してこよう！！

これ、今生きるからこそ、読んだほうが良いかもしれないと思いました。
この作品によって救われるわけじゃない。
けど、ほんの少しくらいは心が軽くなるかなって思うんです。


ていうか！キャラクターも好きです♪
特に天使！プラプラ！もうなんか天使のイメージが変わった感じです（笑）
もちろん、主人公も好きっす。

あー本当に読めてよかったです。


本で思い出した！！
あさのあつこさんの新刊も発売されましたよね！『弥勒の月』の続編。
しかーし！『弥勒の月』はまだ未読なんだなぁ、こりゃぁ！これも早く読みたいんやけど、お金が…！
ハードは高くて中々買えねぇよ…。『透明な旅路と』とその続編『地に埋もれて』も読みたいんですが、これも…。
…の前に『№6』を読みたいし…。

チマチマ頑張ろう。

高校時代をやり直してぇー！！

『一瞬の風になれ』読み終わった！
あぁもう、最後はゾクゾクしたよ。読んでるこっちも緊張した。すっごい面白かった。
いいね、青春だね。あーやっぱスポーツはいいよ！

『一瞬の風になれ』は所々泣きそうになったな。特に、健ちゃんや連が怪我をした時。その時の健ちゃんの新二に対する態度とか、健ちゃんの怪我の思いとか…。連の時も、試合に出れない悔しさとか、リアルで泣きそうになった。
レベルが違うけど、自分も怪我をして、1年半程のスポーツのブランクを経験しとるで、余計辛さが分かる。
特に健ちゃんの方が分かったなぁ。同じような怪我したし。

人にもよるけど、怪我からの復帰は自分との戦いだ。
ちょっと自分の話になってしまうが、筋肉が落ちた時、絶望した。あぁ、もう元には戻らないんだと。
リハビリ中も不安が付きまとった。自分はまた出来るようになるのかと。
そういう気持ち、いくら強い人でも一度は抱くと思うんだよね。
だから、健ちゃんは新二に強く当たっちゃったんだと思う。だから、なんかその場面で凄く泣きそうになった。
で、怪我と向き合った時の健ちゃんの言葉に共感。うちも似たようなこと友人に言われたからね。
けど、その考えを、自分で導き出せた健ちゃんはすごいと思った。

連が練習無理する気持ちも分かった。自分が出れるはずの試合を観客席から見なければいけない悔しさも分かる。
すごく悔しい。だから、読んでて泣きそうになった。
この作品は、そういう描写が、上手いなと思った。こっちまで苦しくなる。

それと！何と言っても、試合の状況！描き方が上手です！
すごい！ドキドキする！陸上なんて全然知らんけど、緊張した！
あれかな？基本、新二の目線で物語が描かれてるからかな？物語に入り込めたら入り込めた分だけ、自分もそこにいるような感じになってくる。
もう、競り合うときの試合なんてヤバイね！もう、こっちも「抜かれるなー！」って思ってしまう。
最後の決勝なんて…、鍵山が喜んで走ってきた辺りから、もう感動。その時点で順位は発表されてなかったけど、あぁ勝ったんだ！って嬉しくなった！

あと、この作品のいいところ。
主人公組だけでない、他の部員のこともちゃんと描かれているところ。
陸上は個人競技で、一人一人の戦いがある。誰もが自分の舞台で戦ってるんだ。
それが、少しではあるけれど、描かれていて、そういうのに感動。細かいなと思った。
でも、そういうのがあるからこそ、より物語に入り込めるわけで、逆に主人公組のことしか描かれてないと、その物語は遠いものに感じてしまうんよ。

主人公組でない部員の陸上に対する思いも所々出てきて、それがいい。むしろ、そういう部員の気持ちにこそ、心打たれる。
特に、根岸とか。悔しいだろうなぁ、他のやつに譲ってしまうのって。出来るなら、自分が出たいはずだ。そんなの、スポーツやっとる人間は誰もが願うこと。だから、すごく悔しいだろうな…。
それでも、譲った根岸は大人だと思った。譲った時の根岸にメッチャ感動！すごいよ！

陸上って、本当、少しの差で勝負が決まるんね。その差に泣いた部員達にも感動。
なんか、すごいリアル。

う～ん、本屋大賞に選ばれた理由が分かるよ。いい、すごくいい作品です。
長いけど、是非もっと色んな人に読んで欲しいなと思った。
比較的読みやすい文章やし、読書得意でない人でも読めると思うんだよね。
いや、うちは、この続編があったら是非読みたいね。だって、気になる感じで終わっとるし。
でもまぁ、ここで終わるからいいのだろうとも思った。

あぁ！もっと言いたいことあるけど、私のボキャブラリーでは感動を伝えきれない…！！
くそぅ…。

さて、次は、三浦しをんの『風が強く吹いている』を読むべ。

関係ないけど、『山田○郎ものがたり』の次郎役で映画バテリの青波役の子が出てた。しかも、野球やってる！
なんか、青波のイメージのが強いで変な感じ。青波が野球してる！と思った（笑）

心の闇ってなんじゃろな

『福音の少年』を読み終えました。
世間一般ではあまり評判はよろしくないようやけど、うちは好きだな。
ドキドキした。
『バッテリー』とかのドキドキとは違う意味で。
途中、引き込まれた。

確かに、『バッテリー』やら『The　Manzai』やら『№6』とか、一般的に人気のある、あさの作品の調子で読むと、微妙やと思う。ちょっと路線が違うもん。
どう違うとか説明できんけど、違うんやて。雰囲気とか…。
でもさ、あさの先生って色んなジャンル書く人やし、こういうのもありでしょ。
むしろ、なんでか分からんけど、あさの先生らしいとも思ったな…。

しかし、終わりがすごい形で終わるんね。
ぶっちゃけ気になるんですけど。まぁ、そこまで物語りはもう動かないのだろうけど、気になる。

あと、これ読んで、うちって根っから人の闇の部分とか描かれてる作品が好きなんやなって思った。
ドキドキするんよ。
自分にも、自分の中にも闇って言える、暗い、冷たい部分があって、それを冷静な自分が認識してる。
認識しとるんじゃないか、冷静な部分こそが自分なのかもしれない。
だからとは言えないが、惹かれるんかなぁ？分からんわ。

それと、あさの先生の文章が好き。あさの先生の文章の書き方に憧れるわ～。
なんだろ、読みやすいからか？うん、好きなんだよ。私の性に合う文章だ。


最後に、現在進行系で鉄コン鑑賞中。
本当、これ名作ですよ。見てない人は見るべきですね。
でもな、鉄コンってハッキリ二つに分かれるんやよな～。
訳分からんからつまらんて言う人と、ハマる人と。ハマる人って結構ドップリハマる。しかし、そういう人って、無意識に鉄コンの意味を察した人なのではないかと思う今日この頃。

てか、クロの声を聞くたび、トキメク。恋ですか？これって恋ですか？
∑はっ！もうすぐクロが壊れちゃうよ…！
ということは、イタチが…！早く登場シーンが見たいvv