最近文庫化され、昔から気になってはいたから、良い機会だとばかりに1週間ほど前に購入。
やっと時間がとれて、今日読みました。
一言で言うなら、良い!
凄く良かったです。凄く好きです。森絵都さんの本なら、『DIVE!!』より好きです。
『DIVE!!』も凄く好きだけど、ノリっていうかなんていうか…それよりももっと好きだなと思いました。
途中から展開も読めてきて、あぁ…たぶん…うん。って感じで結末は読めたけど、凄いドキドキして読んだ。
物語の随所に見られる、所謂意外な展開ってやつも、ありきたりと言っちゃぁありきたりで、けど、感動して涙もしました。
設定は面白いけど、内容はありきたり。
けど、目が離せないって本だと思いました。
というより、ありきたりだからこそ目が離せない。
ありきたりだからこそ、その中にあるメッセージが強く心に響く。
それは何故か。
ありきたり…すなわち、ただ、物語ってだけでは終わらない。
自分も感じていたことを、自分がもしかしたら経験するかもしれなかったことが、その中にあって、凄く心に届く。
本当に良い作品だと思いました。
そして、同時に、何故昔読まなかったのかと激しく後悔。
この本が発売された当初…たぶん、自分中学生くらいやったと思う。
読書が嫌いにも関わらず、無性に惹かれた一冊。結局手に取らんかったけど、あの時手にとっていれば…と。
絶対!これを当時読んでたら、私は変わってたと思うのです!!
今は今なりにいいけれど、もっと違う考え方が出来てたと思うんですよ。
それは良いことかも、悪いことかもしれないけど、でも、今とは絶対違ったと断言できる。
しかも、知らなかったんですが、これ映画化されてたんですね!
マジかー!観たいし!今度借りてこよう。
つーか、明日無いか探してこよう!!
これ、今生きるからこそ、読んだほうが良いかもしれないと思いました。
この作品によって救われるわけじゃない。
けど、ほんの少しくらいは心が軽くなるかなって思うんです。
ていうか!キャラクターも好きです♪
特に天使!プラプラ!もうなんか天使のイメージが変わった感じです(笑)
もちろん、主人公も好きっす。
あー本当に読めてよかったです。
本で思い出した!!
あさのあつこさんの新刊も発売されましたよね!『弥勒の月』の続編。
しかーし!『弥勒の月』はまだ未読なんだなぁ、こりゃぁ!これも早く読みたいんやけど、お金が…!
ハードは高くて中々買えねぇよ…。『透明な旅路と』とその続編『地に埋もれて』も読みたいんですが、これも…。
…の前に『№6』を読みたいし…。
チマチマ頑張ろう。