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くだらないことをつらつらと書くと思われ。無駄に更新頻度高し。 色々、普通にネタバレもあると思います。

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2024-11-16-Sat 05:30:16 │EDIT
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小ネタ(水栄)

2007-11-11-Sun 21:37:51 │EDIT
さぁ、次は水栄ver.です!

ていうか、ポッキーゲームって両方同時に進むんじゃん・・・と瑞海書いた後に気付きました。
まぁ、いっか!片方が進む方が話作りやすかったんやもん。

ということで、水栄ver.も片方が進むというルールで書きます。




「ねぇ、ねぇ、今日は何の日か知ってる?」

「今日?」

水谷の言葉に栄口は視線を空に泳がせ、頭を捻った。

今日・・・何かあったかな?誰かの誕生日?違うな。
部活も・・・特に特別なこと無いはず。
何かCDの発売日?んー今月は欲しいもの無かったと思うけど・・・。

「あーもー!今日はね!」

栄口があーでもない、こーでもないと考えていると、中々答えないことに待ちきれなくなったのか、水谷が声を上げた。
その声で思考するのをやめ、教えてもらえるならと思い、栄口は水谷の方を見る。
すると、いつも以上にキラキラした視線を送られる。
なんなんだいったい・・・。
と思いながら、栄口は僅かに後ずさりする。

「今日はね!」

奇妙なものを見る目で栄口が水谷を見ていると、その視線に気付いていない水谷はもう一度声を弾ませた。
ニッコリと笑みを作り、何かを栄口の目の前に突き出す。

「今日はポッキーの日だよ」

目の前に出されたものと、水谷の言った言葉、それと、今日の日にちを考えた。
それらを繋ぎ合わせる。
あぁ、そういえば何年か前からそう言われるようになったなと頭の中でぼんやりと思った。
でも・・・と思う。
だからと言って、水谷のあの無駄にキラキラした視線の意味が分からない。

「で?」

「で、って?」

「今日がポッキーの日は分かったよ。だから何?」

栄口の言葉に水谷は数回目をパチパチさせた。
それから、うーんと考え、何かに気付いたようにポンッと手を叩く。
さっき以上にニッコリと微笑み、

「ポッキーの日と言ったら、ポッキーを食べる。それで、ポッキーと言ったら、ポッキーゲーム」

と実に楽しそうに言った。
ポッキーゲーム・・・その単語を栄口は頭の中で数回繰り返す。
単語が指す意味と、水谷の言葉を理解すると、栄口はあからさまに嫌そうな表情を作った。

「何?もしかしてやろうとか言ってるの?」

「そう!」

「・・・バカじゃないの」

「それは、世の中のポッキーゲームする人全員に失礼だよ!」

意味が分からない。そう強く言う水谷に栄口は呆れて溜息をつく。

「ねぇ、いいでしょ?やろう?」

「嫌だよ。恥ずかしい」

「いいじゃん、別に。ねぇ、お願い」

とうとう水谷は栄口の服の袖を掴んで甘え始める。
正直ウザイと思った栄口は、このまま断り続けてウザさを感じるより、さっさとすませて満足させてしまった方が早い頭の中で結論付けた。
自分の袖を掴む手をそっと外しながら、

「もー分かったから。そんな声出すな。キモイ」

そう告げる。
了承の言葉を聞き、水谷の表情が一段と明るくなる。

「じゃぁね、どうしよっか?お互いが進む?あーでも、そうすると直ぐ終わるよね。・・・片方が進むことにしよっか。
栄口どっちがいい?進む方?待つ方?俺は、どっちでもいいなぁ。でも!進む方がいいかなぁ。んー悩む!
・・・よし、今日は俺が進む方ね!」

一人楽しそうに話しながら水谷はポッキーの箱を開けた。
水谷のその声を、

早く終わってくれればどういう風でもいいよ

と軽く聞きながら、栄口は水谷が一本取り出すまでの作業を目で追っていた。

「じゃぁ、栄口が待つ方だから、はい、こっち側咥えて」

言って、水谷は栄口にチョコの付いていない方を差し出した。
それを受け取る。
言われた通り、口に含み、それから水谷に向けて先端を差し出した。
そこまでやって、栄口は自分の今の状況を理解した。

うわぁ・・・。

唐突に恥ずかしさが込み上げ、頬が熱くなる。
水谷を見れば、水谷は何やら真剣にポッキーの先端を見つめていた。
もう見ていられなくて、目を閉じる。
早くやるならやってくれ。この状況は予想以上に恥ずかしすぎると心の中で叫んだ。

「いくよ、栄口」

水谷の手が肩に置かれる。
ビクリと栄口の肩が跳ねた。

いくよと言ってから数秒が経った。そのわりに、水谷が逆を咥えた感じがしない。
片目をそろそろと開ければ、頬を薄く朱に染めながら、まるで歓喜に震えるような表情をする水谷が目に入った。
何だ?と思った栄口は咥えていたものを一度口から外し、

「水谷・・・?」

と窺うように声を掛けた。
その声に水谷がハッとする。

「栄口!」

名を叫ぶ。掴んだ手に自然力が込められた。
それに栄口が僅かに顔を歪める。
ゆっくりと視線を水谷に戻せば、輝きを増した、あのキラキラとした視線を向けられていた。
疑問符を浮かべながらその視線を受け止めていると、

「あーもーダメだ!」

といきなり声を上げた。
そして、そのまま水谷の言葉は続いた。

「ダメダメ栄口!可愛すぎる!そんな可愛い顔で待たれたら恥ずかしくてできないよ!もう、大好き!」

「!?」

言うだけ言って、水谷は栄口に力いっぱい抱きつく。
突然の事に、ある程度水谷の対応は慣れてきた栄口とて驚いた。

「痛っ・・・ちょっ、離せって」

「嫌だー」

グイグイと肩を押すが、力いっぱい抱きついてくる水谷の身体は動かなかった。
調子に乗り始めた水谷は可愛いを連呼しながら、頬を肩に擦り付け始めた。
いい加減にしろと怒りが込み上げてきた栄口は、水谷の腹部に一発入れると、力が弱まった瞬間を狙ってその腕から逃れる。
水谷が腹部の痛みに呻いている間に、手に持っていたポッキーを口に含み飲み下した。
それから、残りも箱から出し、

「こんなものこうしてくれる!」

と言いながら残りの全てを真っ二つに折った。

「あー!!」

それを見て、水谷は腹部の痛みも相乗して目に涙を浮かべながら叫んだ。








※最後、ぐっちがおかしくなった。
何故か水栄はすんなりいきません。
そして、二人はいったい何処にいるのでしょう・・・。どちらかの部屋・・・かな?んーお好きなところをご想像ください;;

水谷は弱いくらい(頭も位置も)が理想。
このサイトで初めて水栄をチューさせるチャンスでしたが、何かそうはいきませんでした。
だって、させちゃったら普通過ぎるじゃないですか(苦笑)
やーでも、やるときゃ彼もやりますよ!きっと!
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