目は口より物を言うとはよく言ったものだ。
奴の目と口はいつもイコールで繋がらない。
口は真実を語らない。目が真実を語る。
それ即ち、目を見れば分かる。
奴がその口から嘘を吐いていることも、奴が本当に言わんとしていることも。
「一希ちゃん好きよ」
あぁ、口で真実を聞かされないということはなんて残酷なことだろうか。
「誰よりも好きや」
奴が一言その口から言葉を生み出すたび、無数の刃が俺を襲う。
痛い。
痛い。痛い。痛い。
言わないでくれ。聞かせないでくれ。
嘘を。
語らないでくれ。気付かせないでくれ。
真実を。
口は真実を語ってくれ。
目で気付かせず、耳で真実を聞かせてくれ。
その方がマシだ。
同じ真実を知らされたとしても。
「俺も・・・」
お前が真実をその口で語らないのならば俺も語らない。
でも、伝わっているだろ。俺の本当に言わんとしていることが。
お前なら簡単に分かるだろ。
「俺も好きじゃ」
気付いてくれ。俺の真実に。
その目で。気付いて欲しい。
※ひっさびさに文章を書きました。
正直書きかたを忘れて・・・。
そして意味不明な文ですが、それは気力で感じとってください!
ちなみに、瑞←海風味でした。